テイクアウト✕サブスクで安定的な売上を目指す!

テイクアウト✕サブスクで安定的な売上を目指す!

今回は、毎日お弁当500円と無調整豆乳220円(税込)を運営する豆藤-kurume-の江嶋愛美さんにお話をうかがいました。

豆藤-kurume-は、福岡県久留米市にあるお豆腐屋さんです。

1921年(大正10年)の創業当時から受け継がれた製法で丁寧に作っているお豆腐を使った定食やお弁当、宴会プランもご提供されています。

豆藤-kurume-で提供している「豆藤定食」

豆藤-kurume-で提供している「豆藤定食」

サブスクランプでは、毎日お弁当500円無調整豆乳220円(税込)の2種類のサブスクを運営されています。

サブスクランプで運営されている「毎日お弁当500円」

サブスクランプで運営されている「毎日お弁当500円」

1.豆藤-kurume-を立ち上げた経緯

豆藤-kurume-の入口の看板

豆藤-kurume-の入口の看板

-豆藤-kurume-はどのようなお店ですか?

江嶋さん:豆藤-kurume-は、福岡県福岡市に本店をかまえる豆藤(まめふじ)というお豆腐屋さんからのれん分けした店舗です。

場所は、本店のある福岡市より車で1時間半のところにある久留米市にあります。

豆藤本店まで、久留米市からわざわざ1時間半かけて食べに行くお客さまもいるくらい、ファンが多いお店です。

なので、久留米市に豆藤ができたことを喜んでくださるお客さまもいました。

-のれん分けのお店なんですね!

なぜのれん分けで豆藤-kurume-をはじめようと思ったのですか?

江嶋さん:実はわたしも豆藤のご飯が大好きで、何度も食べに行ったことがあります。

そして、豆藤のオーナーと知り合いなのです。

ある日、オーナーに「久留米市にも豆藤さんあったらいいのにな…味とかレシピとか教えてもらえないですよね…?」って聞いたんです。

そしたら予想もしてなかった答えが返ってきました。

「実は、久留米市にもお店出したいんだけど、やってくれる人がなかなか見つからなかったんだけど、やってみる?」と言われたのです。

予想外ではありましたが、気づいたら「やります!」って即答してました笑

豆藤-kurume-の店内

豆藤-kurume-の店内

-では、豆藤-kurume-は、江嶋さんお1人でお店をやりくりしているんですか?

江嶋さん:いえ、共同出資者3人とわたしの4名で会社を立ち上げました。

当時わたしはイベント会社で働いていたので、4か月ほどはダブルワークで運営に携わっていました。

今は、イベント会社を辞めて、豆藤に集中しています。

店舗は、アルバイトさんもいるので、みんなでやりくりしています。

-会社を立ち上げるにあたって、不安はなかったですか?

江嶋さん:いえ、全然そんなことはありませんでしたよ。

とにかく、豆藤のご飯は美味しいから「絶対うまくいく!」って思ってました笑

豆藤のお豆腐

豆藤のお豆腐

-自信は大事ですよね!

1つのサブスクは完売でしたね。

江嶋さん:はい、ありがたいことに、多くの方が契約してくれました。

とっても嬉しかったです!

完売したサブスク

完売したサブスク

2.店舗でも席数や回転率に依存しない方法としてのサブスク

豆藤のお豆腐で作った厚揚げ

豆藤のお豆腐で作った厚揚げ

-サブスクランプでは2種類のサブスクを展開されてますよね?

どのような内容なのか教えて下さい。

江嶋さん:1つ目は、「毎日お弁当500円」というサービスで、月額700円(税込)をお支払いいただくことで、定価650円のお弁当を500円で購入することができます。

毎日お弁当500円

2つ目は「無調整豆乳220円」というサービスで、月額500円(税込)をお支払いいただくことで、定価320円の豆乳を220円で購入することができます。

毎日お弁当500円

-こちらのサブスク契約者さまは、お弁当や豆乳を2個買う場合、その2個目も割引価格で購入できるのですか?

江嶋さん:はい、2個目も、3個目も何個でも割引価格で購入できます。

お弁当も豆乳も2個、3個と複数買う方もいますよ。

豆藤-kurume-の近くに、カーディーラーさんやオフィスがあるんです。

そこで働いている方にも豆藤-kurume-を知ってもらいたくて、このような内容にしています。

-なぜサブスクではじめようと思ったのですか?

江嶋さん:一番の理由は、安定的な売上を作りたかったからでした。

当時は、席数も少なく、10席ほどしかなかったのです。

せっかく来店してくれたお客さまもお断りしなければいけない状況で、思ったよりもイートインの売上が伸びなかったのです。

また、店舗なので、来店客数や売上の予想がしづらかったのです。

なので、売上の柱を作りたいと思い、お弁当や豆乳のテイクアウトをサブスクで提供することにし た のです。

テイクアウト✕サブスクのお弁当

テイクアウト✕サブスクのお弁当

テイクアウトならば、注文を事前に聞いて準備することもでき、お渡ししたら完結するじゃないですか。

なので、席数や回転率に依存せず、売上を伸ばしていけるのではないかと考えたのです。

また、サブスクであれば、毎月収入が入るため、売上の安定も期待していました。

そのため、テイクアウト✕サブスクは、わたしたちにとって一石二鳥の解決策でした。

-テイクアウト✕サブスクという解決策は、どのようにして思いついたのですか?

江嶋さん:さまざまな試行錯誤と偶然から思いつきました。

テイクアウトに関しては、イベントが着想になっています。

皆様に「豆藤」の味を知って欲しくて、お弁当を割引した価格で販売するフェアを開催しているんです。

お弁当フェアは大反響で、あっという間に完売しちゃいまして。

3回行い、毎回大盛況でしたので「テイクアウト…いけるな!」となったんです。

一方、サブスクに関しては、共同出資者からのアイディアです。

共同出資者の1人が久留米市でカフェを経営していて、サブスクランプでコーヒー飲み放題のサブスク「【定額制】コレクトコーヒー飲み放題+コーヒー豆100g 」を提供していたんです。

そのカフェのオーナーが「サブスクやるなら、サブスクランプが使いやすいよ!」って勧めてくれて、サブスクをはじめたのです。

3.サブスクのおかげでお客さまとの会話が増えた

テイクアウト✕サブスクの無調整豆乳

テイクアウト✕サブスクの無調整豆乳

―サブスクを始めてみて、どのような効果がありましたか?

江嶋さん:サブスクが来店や会話のきっかけになっていると感じています。

Instagramでお店の情報を投稿していますが、お店を認知していても、来店につながらないお客様もいらっしゃいます。

そのため、そのような方にも興味を持ってもらい、来店いただく仕組みが必要でした。

しかし、サブスクのお客さまの中には、一度も来店されたことがないのにも関わらず契約された方もいらっしゃったんです。

不思議に思い、その方が来店した際に「なぜサブスクに加入したのですか?」と尋ねてみたのです。

すると、「前々からInstagramを見ていて、豆藤が気になってた。そうしたら、サブスクを始めたと聞き、面白いと思ったので契約してみた。」とおっしゃっていました。

なので、話題性ではありませんが、サブスクがユニークな施策として集客に貢献している側面があるように思います。

豆藤-kurume-で提供している「豆汁定食」

豆藤-kurume-で提供している「豆汁定食」

サブスクランプには、QRコード機能がありますよね。

読み込み後に表示されるお客さまの来店回数が会話のきっかけになっています

たとえば、「今月は3回目も来ていただいてありがとうございます!」と感謝を伝えたり、初来店の方にはご契約の理由をうかがったりしています。

特に、ご来店の理由やきっかけはうかがうようにしています。

これはイベント会社のときの癖ですね笑。

お客さまのお話を聞く限り、お知り合いからのご紹介が来店につながっている印象です。

だからという訳ではありませんが、ご紹介と聞けば、紹介下さった方にLINEでお礼を伝えています。

4.店舗もサブスクももっと成長させたい

豆藤-kurume-で提供している「おからコロッケ」

豆藤-kurume-で提供している「おからコロッケ」

―最後に、今後のご展望をお教えください。

江嶋さん:店舗の方では、月200万円は欲しいと思っています。

また、サブスクに関しても引き続き力をいれていき、売上の安定化を実現しようと思っています。

なので、月150~200名の契約者様を目標に頑張りたいと思います!

もちろん、お客さまに美味しいと思ってくださることが一番ではありますが、事業としても成長させていきたいです。