有名なサブスクといえば、Amazonプライム、Netflixなどの動画配信サービスを思い浮かべる方が多いでしょう。もちろん、これらの動画配信サービスもサブスクの1つです。その他多くの業界でも取り入れられているのです。
サブスクという言葉を知らない方のほうが少なくなってきている昨今、サブスクの意味や特徴をしっかり知った上でサブスクビジネスを始めている方はどれくらいいるのでしょうか。
どんな意味を持つ言葉なのか、どんな特徴があるのかを理解したうえで賢く始めましょう。
サブスクとは、「サブスクリプション（subscription）」の略語であり、サブスクリプションという言葉には「予約購読」や「会費」、「回数券購入」などさまざまな意味があります。
顧客が月額〇〇円などの定額料金を支払うことで一定期間、商品やサービスを利用できる仕組みを指します。
サブスクという言葉がここまで広がるよりも前からあった、新聞の定期購読やスポーツジムに通う会費なども1種のサブスクにあたるのです。
サブスクと似ているビジネスモデルとして、リース、リカーリングがあります。
どれも「継続的な収益（ストック収益）が得られる」という面では同じですが、明確な違いがあります。それぞれの違いを見ていきましょう。
サブスク
先ほども説明した通り、月額〇〇円などの定額料金を支払うことで一定期間、商品やサービスを利用できる仕組みです。契約という形で商品やサービスが利用できるようになり、解約するまで継続されます。解約は顧客の好きなタイミングで自由に行うことができます。
リース
リース期間（契約期間）、リース料金を支払うことでリース会社所有の商品を利用できる仕組みです。長期間借りる場合が多く、毎月一定額の支払いが原則です。つまり、サブスク同様に月額〇〇円という定額料金を支払うことで一定期間（返却期日まで）リース会社が所有する商品を利用できます。
サブスクとの違いは、顧客の好きなタイミングで自由に解約ができないという点です。リース期間中の解約は損害金（違約金）を支払う必要があるのです。主なリース商品として、工事現場で使う重機、会社で使うパソコンなどがあります。
補足
リースと同じように「借りる」という点においては、レンタルも存在します。
レンタルは短時間、短い場合だと数時間という期間での利用を指します。
リースとレンタルは借りる期間の長さが主な違いとなります。
主に車（レンタカー）やCDやDVDなどが身近な商品ですね。
リカーリング
リカーリング（Recurring）とは、「繰り返される」や「循環する」という意味があります。従量課金制とも言われ、使った量や必要な量によって金額が変動します。複合コピー機に必要となるインクカートリッジが代表的なリカーリングの1つです。複合コピー機を使っている以上、必然的にインクカートリッジは消耗し、購入し続ける必要があります。
サブスクとの違いは、月額〇〇円などの定額料金設定ではないという点です。インクカートリッジは月によって使用料が異なるため、毎月料金が異なります。
どれも「継続的な収益（ストック収益）が得られる」という面では同じですが、契約期間の長さや扱っている商材、解約のタイミングなどさまざまな違いがあります。ご自身が始めるビジネスがサブスクか、リースかなど明確にする必要はないかもしれませんが、サブスクの知識として頭の片隅に少しでも置いておいてください。
サブスクは、大手企業をはじめ、中小さまざまな企業や個人もが導入しているビジネスモデルです。
メリットがあるからこそ、これだけ多くの企業や個人が取り入れているのでしょう。
しかし、サブスクを取り入れるにはデメリットもあります。
両方理解したうえで始めることが後々重要になってきます。
定額料金を設定するため、顧客が解約するまで必ず一定額の売上が立ちます。
買い切りの購入に比べ、サブスクは定額料金が設定されていることに加え、継続が前提にあるため、売上の増減を予想しやすくなります。
最近ではサブスクという言葉が広まり、個人で始める方も増えてきています。
そのため個人で始めることに特化したwebサービスも見受けられるようになりました。
初期費用を抑えて始められるということは、これから始めようと思っている方の後押しになっていると考えられます
サブスクは顧客の増加に伴って収益が上がり、その先に収益の安定化があります。
最初は契約を発生させることに注力し、認知を増やすための動きがメインになるでしょう。
そのため、早い段階で契約が発生しない可能性も考えられ、収益安定化まで時間がかかる場合もあります。
サブスクは継続してもらうことが重要となるビジネスモデルです。
短い期間での解約を防ぐため、顧客ニーズや市場に合わせて、サービス内容を改善していく必要があります。それにより満足度が上がり、解約を防ぐことに繋がっていきます。
サブスクを成功に導くには、「顧客獲得」、「契約した後」の2つを重視し、考える必要があります。
どのビジネスモデルも「顧客獲得」は必須条件でしょう。そこに加えサブスクは「契約した後」も重要になります。サブスクは長く継続してもらうことで収益が安定化するビジネスモデルです。すなわち契約した後、「解約を防ぐためにどんな対策が必要になるか」も考えなければならないということです。
では、解約を防ぐための対策として何をしたらいいのでしょうか。
対策案はさまざまありますが、商品やサービスの内容に合わせて対策を考えなければなりません。
ここでは対策案の一部をご紹介します。ご自身の商品やサービスの内容に合ったものや取り入れやすいものを見つけてみてください。
商品やサービスのコンセプト（なぜその商品やサービスを提供しようと思ったのか）や活用方法、おすすめポイントなどを再度伝え、価値を再認識してもらいやすくなります。
継続していく月数、年数で非売品グッズや試供品など、感謝の気持ちを込めた特典を用意することで継続してもらいやすくします。
商品やサービスだけではない付加価値として、お役立ち情報を配信し、有益さをアピールすることで継続してもらいやすくします。
継続している顧客はどの部分に対して満足しているのか、なぜ契約しようと思ったのかというご自身の商品やサービスの売りとなるポイントを把握しましょう。そのポイントは、顧客が継続する＝解約しない理由になります。そのため、売りポイントに磨きをかけたり、顧客に繰り返し伝えることで価値を再認識していただくといった対策が可能になります。
解約は顧客の心が何かしらの理由で離れた際に起こるものです。
その理由を知り、改善を行うことでこれ以上解約を増やさないようにします。
実際にサブスクを始めるためには、意味や特徴を知ること以外に、どんな準備が必要なのでしょうか。
サブスクは主にネット上で申し込むことが多いです。ここでは、ネット上で申し込みを行う場合の準備を説明していきます。
どんな商品なのか、どんなサービスなのかを顧客に伝える必要があります。ネット上で行うため、ホームページやSNSなどが該当します。
商品やサービスを紹介し、気に入ってもらった次のステップとして「申し込み」があります。ネット上で申し込みができる環境として、ホームページ上に契約申し込みボタンを用意し遷移させる、SNSのDMを使用して連絡してもらう、Googleフォームなどのアンケートを使うなどが該当します。
申し込みの次のステップとして「代金を支払う」があります。ネット上で代金を支払うことができる環境として、オンライン決済サービスの使用やPayPayなどを使用して請求するなどが該当します。
ここまでサブスクの知識から始める準備について説明してきました。
サブスクって個人でもできるのかな？と不安になってしまった方がいたり、こんな準備どうすればいいの？と思った方もいるのではないでしょうか。
結論から申しますと、個人でもできます！
個人で始めるのに最適だと自負しているwebサービスがあります！
それは「サブスクランプ」です。
サブスクランプはサブスクを始める準備で説明した「商品やサービスを紹介できる環境」「申し込みができる環境」「代金を支払うことができる環境」の3つすべて揃っています。
その他、顧客管理、請求管理、メッセージの一斉送信、個別連絡などさまざまな機能を備えています。
