前記事では、webコンテンツ販売ビジネスの種類や個人で始めるメリットなどを解説しました。本記事では、個人でwebコンテンツ販売ビジネスを始めるために必要な準備として、webコンテンツの作成、販売に着目し解説していきます。
個人で始めるwebコンテンツ販売ビジネス 完全ガイド①
まず初めに、webコンテンツ販売ビジネスの流れを解説します。大きく分けて、3ステップあります。
前記事( 個人で始めるwebコンテンツ販売ビジネス 完全ガイド① )で、webコンテンツの種類を5つ紹介しました。音声、テキスト、動画、写真・イラスト、漫画のどの種類を作成するか、また、どんな内容のwebコンテンツにするかを決めなければいけません。趣味や経験、スキルをwebコンテンツとして形にしてみましょう。webコンテンツの作成については、本記事の「2. webコンテンツ作成のコツ」で解説しています。
webコンテンツが作成できたら、次は販売になります。販売金額はどうするか、販売はどうするかを決めなければいけません。販売をどうするかについて、本記事の「4. webコンテンツの販売方法」で解説しています。
webコンテンツを販売して終わりではありません。購入してくれる人がいなければ、収益は見込めません。収益を増やすためにも、宣伝は必要不可欠なのです。X(旧Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSで告知をするなど、販売を始めたら必ず宣伝を行いましょう。
集客の基礎知識
どの種類のwebコンテンツでも共通となる作成のコツを紹介します。
自身がwebコンテンツにしたいと考えている内容と同じようなものが既に存在するか、どうかを調べてみましょう。また、既に存在するwebコンテンツは、どのように工夫しているのか、どこで差別化をしているのかを見つけてみましょう。
料理レシピなどの人気webコンテンツはライバルが多いです。しかし、工夫、差別化をすることで人気を獲得できる可能性もあります。例えば、料理レシピでも「ダイエット」や「いつもの料理に簡単ひと手間」など、ある1つのことに特化した内容にする工夫を付け加えることで差別化ができます。
自身がwebコンテンツにしたいと考えている内容は、誰向けなのかを設定しておきましょう。設定しておくことで、webコンテンツの内容のブレを防ぐことができます。また、誰に宣伝すればいいのかを明確にすることができます。
例えば、20代後半から40代までの仕事を頑張っている女性と設定したとしましょう。「時短」や「簡単」、「すぐできる」など設定したターゲットにあった内容やキーワードを使いましょう。
どの種類のwebコンテンツでも共通となる作成の注意点を紹介します。
「商用利用」をweblio辞書で調べると、「利用者が自分の利益を得る目的で、営利目的で、利用すること」と記載があります。つまり、直接、間接関係なく、利益に繋がる活動に利用することを指します。webコンテンツを販売する以上、利益に繋がるため、商用利用可能な画像を使わなければいけません。もしくは、自身で作成した画像であれば問題なく使うことができます。
他のwebコンテンツと同じ内容を伝えたいという場合もあると思います。しかし、全く同じ文章を使うことは避けましょう。同じ意味でも異なる単語を使ったり、説明を付け加えたりすることでオリジナルの文章にしていきましょう。
誰が見てもわかりやすい内容に勝るものはありません。難しい言葉、業界用語は使わない、細かい説明を心がけましょう。難しい言葉や業界用語を使用する場合は、必ず説明を付け加えましょう。
基本的には、「販売サイトを自作する」、「決済機能付きのwebサービスを利用する」の2択になります。しかし、「オンライン決済サービス✕SNS鍵アカウント」の掛け合わせでも販売できるのです。
自身でサイトを作成し、そこに決済システムを導入し、webコンテンツを閲覧できる仕組みを整える方法です。自身でシステムを組み立てられるスキルがある方以外には、おすすめできない方法です。
個人で始めようと考えている多くの方にはこちらをおすすめします。webサービスの利用には手数料がかかる場合もありますが、自身でシステムを組み立てるスキルがない方でもwebコンテンツ販売ができる方法です。
数々のwebコンテンツが集まっているwebサービスです。テキスト、画像、音声、動画などを販売できます。noteでは有料コンテンツのほか無料コンテンツも投稿することが可能です。決済方法によって売上金の5~15%の事務手数料、その他プラットフォーム利用料10~20%などがかかります。
ネットショップが開けるwebサービスですが、「デジタルコンテンツ販売 App」を利用して、テキスト、画像・写真、音声、動画を販売できます。スタンダード、グロースの2種類のプランがあり、スタンダードは初期費用、月額費用ともに無料で、売れた際に決済手数料とサービス利用料がかかります。
BASEと同じようにネットショップを開けるwebサービスですが、音楽、動画、オンラインセミナーの販売ができます。フリー、ベーシックの2種類のプランがあり、フリープランで小規模から始めることをおすすめします。
継続してwebコンテンツを楽しんでもらうサブスクでの販売が可能です。テキスト、画像・イラスト、動画の販売ができます。初期費用、月額費用ともに無料で、売れた際に決済手数料がかかります。webコンテンツ販売のほか、ユーザーレビュー、メルマガ配信などさまざまな機能が使いたい放題です。
購入をする「オンライン決済サービス」と購入者のみ閲覧ができる「SNS鍵アカウント」を掛け合わせて販売することもできます。しかし、購入者のSNSを1回1回承認したり、そのSNSに購入者限定という説明を記載したりと、さまざま気をつけなければいけないポイントが多くなることがデメリットです。
サブスクでwebコンテンツを販売する場合、SNSのフォロワーの中から解約者を特定し、フォローを外す必要があることも注意してください。
決済機能付きwebサービスなど、外部サービスを使う際には、利用規約をしっかり確認しておきましょう。また、購入者のみが閲覧できる、ダウンロードできる仕組みが整っているかも確認しときましょう。
動画を販売する際、真っ先に思いつく動画配信サイトはおそらく「YouTube」でしょう。しかし、YouTubeの利用規約上、禁止されている行為があります。その1つに「営利目的のコンテンツを配信すること」とあります。有料販売をする以上、営利目的となります。つまり、YouTubeにアップした動画を販売することはできません。
お金を払っていただいている以上、購入者のみが閲覧できるようにしておかなければいけません。決済機能付きのwebサービスであれば、問題なく解決されることではありますが、それ以外を利用して販売する場合は特に注意が必要です。
個人で始めるwebコンテンツ販売ビジネス 完全ガイド②として、webコンテンツの作成、販売に着目して解説してきました。
個人で始める際、障壁となり得るのは、webコンテンツの作成と販売です。webコンテンツの作成は慣れが必要なので、テキスト書く、動画を撮る、編集するなどを繰り返して下さい。webコンテンツの販売は昨今個人でも使えるwebサービスが増えてきていますので、それらを利用することをおすすめします。特にサブスクランプはwebコンテンツ販売以外にも各種機能が備わっています。
サブスクランプは、vimeoのURLを持つ動画のみ使用可能です。また、購入者(課金者)限定で公開できる機能が備わっています。そのため、webコンテンツ販売の注意点2つ「有料販売可能な動画配信サイトかどうか」、「購入者と未購入者の識別はどうするか」について悩む必要はありません。