サブスクランプ導入で消費者の声が届くようになりました!

サブスクランプ導入で消費者の声が届くようになりました!

本田商店は、兵庫県姫路市で代表銘柄龍力「秋津」や「米のささやき」などを手がける酒蔵です。

今回は、営業部の北原さんにお話をうかがいました。

1921年(大正10年)に創業して以来、酒造りにおいて一番重要なものは、素材である「お米」にあると考え、「米の酒は米の味」を基本理念とし、お米に力を注いだ酒造りを行っている本田商店。

土壌条件の良い農家との全国初となる専属栽培契約を行い、有機肥料・低農薬・への字栽培・稲木掛け自然乾燥など、農家と共に最高のお米作りに取り組んでおられます。

株式会社本田商店 営業部の北原さん

株式会社本田商店 営業部の北原さん

1.「米の酒は米の味」を基本理念とした酒造り

「米の酒は米の味」を基本理念とした酒造り

-酒造りのこだわりを教えてください。

北原さん:酒蔵によってさまざま考えがあると思います。

その中でも本田商店は、「素材」に一番こだわっています。

「米の酒は米の味」を基本理念にしています。

日本酒はお米から造られるお酒なので、お米の味が一番だと考えています。

だからこそ良いお米を使おうと農家と共に最高のお米作りに取り組んでいます。

「龍力」は、生産者の顔が見える契約栽培米を使用しているため、全ての米に出荷証明書があり、身元を把握しているんです。

龍力は、山田錦という酒米を使用しています。

「酒米の王様」と呼ばれ、日本酒の中で一番良いお米といわれています。

日本酒の最大の鑑評会である「全国新酒鑑評会」で、金賞を受賞しているお酒の山田錦使用率は80%を超えるという点も、王様と呼ばれる所以です。

超優良地帯(特A地区)の兵庫県産山田錦

超優良地帯(特A地区)の兵庫県産山田錦

-なかでも兵庫県産の山田錦を使用しているんですよね?

北原さん:そうなんです。

山田錦は日本のいくつかの地域で生産されていますが、 なかでも兵庫県産山田錦が別格とされています。

最高品質の山田錦が栽培される条件がそろっているのです。

兵庫県産山田錦の超優良地帯(特A地区)の中でも、さらに土壌条件の良い農家との専属栽培契約をしているんです。

2.コロナがきっかけでのサブスク導入

本田商店が造っている日本酒の数々

本田商店が造っている日本酒の数々

-次にサブスクについてうかがいます

サブスクをはじめようと思ったきっかけを教えてください。

北原さん:一言でいえば、コロナがきっかけです。

コロナ禍でお客様に日本酒が届けづらい状況になってしまって、どうにか届ける方法を探していました。

もともと、自社ECサイトの準備をしていたのですが、予想以上に時間がかかっていて、すぐには始められなかったのです。

サブスクであれば、毎月確実に売上が作れると思いました。

そこでサブスクについて検索したのが始まりです。

-サブスクをはじめる際にどうしようと悩んだ点はありましたか?

北原さん:ありましたよ。

特に、代金の徴収と申し込みで悩みました。

最初は銀行振込を考えたのですが、自動的に支払いが行われるシステムの方がスムーズなんじゃないかと。

仮に、お支払い方法は何とかクリアできたとしても、お客様のご住所をどうやって取得するかと言う問題もありました。

申し込みも電話やFAXでも良かったんですが、お客様の手間を考えてボタン1つで申し込める方がいいよねって。

-その2つが実現できそうだったのがサブスクランプだったんですね!

北原さん:そうでした。

一番の決め手は初期費用がかからないというところだったんですけどね。

他社のサービスでは50万円くらい初期費用がかかってしまって、それを回収できるのかと悩んでいました。

サブスクランプは初期費用もなく、売上がたつまで手数料もないので、リスクを抑えながら新しいことに挑戦できると感じました。

3.サブスクをはじめたことで消費者の声が届くようになった

龍力を代表する大吟醸『米のささやき』

龍力を代表する大吟醸『米のささやき』

-サブスクランプを使ってもらえて嬉しいです!

サブスクをはじめてよかったと思うことはありましたか?

北原さん:今まで、酒屋さんを通して商品を届けるのが暗黙の常識だったんです。

なので、ECサイトやサブスクをはじめるのも躊躇していたんです。

いざはじめてみると、北海道や東北など遠方のお客様からも「簡単に楽しめるようになったので、助かります」というメッセージをたくさんもらえてうれしいです。

なかなか手に入りにくい地域の方にまで龍力を届けることができたと実感しています。

それもサブスクをはじめたことによる効果だと思います。

4.もっと多くの日本酒ファンへ届けたい

サブスクをはじめたことで消費者の声が届くようになった

-最後に、今後の展望について教えてください。

北原さん:最高のお米に技術を加え、偉大なお酒を造りたいです。

兵庫県の名産品である山田錦がいかに素晴らしいお米なのかということを発信し続けることで、日本酒業界だけでなく一般消費者の方にまで知ってもらいたいですね。

古酒も広めていきたいです。

日本酒は寝かせることで、まろやかな味わいになり、今まで体験したことのない味を楽しめるんです。

サブスク、ECサイトを通じて、より多くのお客様に「龍力」を届けられる基盤はできていますので、より知ってもらう機会を増やしていきます。