ターゲットとは、商品やサービスを買ってもらいたい人を指します。
ターゲットを設定することは、商品やサービスを販売するうえでとても重要です。
その理由は、ターゲットが、商品やサービスの内容、価格、提供場所、告知などを決める上での基準となるからです。
詳しくは、こちらを参照ください。
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既に、商品やサービスを販売している人のほとんどは、ターゲットを設定している場合が多いですが、どのように設定しましたか?
「東京都に住んでいる30歳独身女性、仕事が忙しく自宅と職場の往復となってしまっている」というような、実在しそうな架空の人物をターゲットに設定する方法もあります。
しかし、それは"実在しそうな架空の人"にすぎません。
商品やサービスを購入するのは、"実在する人"なので、 実在する人をターゲットに設定することが重要となってきます。
本記事では、実在する人をターゲットに設定するをキーワードに解説していきます。
この記事を参考に、ターゲット設定をもう一度行ってみましょう!
実在する人をターゲットとすることで、購入に至った根本的な理由を知ることができる のです。
実在しそうな架空の人をターゲットとして設定する方法もありますが、あなたにとって都合の良い人物像に無意識のうちに寄っていってしまうこともあります。
しかし、実在する人であれば、実際に「商品やサービ スに興味を持ったきっかけ」「購入しようと思った ポイント」「リピート購入する理由」などを知ることができます。
一言でいえば、実際に購入した人の顧客理解を深めることができるということになります。
それが、商品やサービスの価値となったり、告知をする時の訴求ポイントになり、売上が上がることに繋がっていきます。
実在する人をターゲットにするならば、複数の人に聞いた方がいいのではないかと思うこともあると思います。
しかし、そうではなく、1人を深掘りすることが重要なのです。
ここで少し考えてみましょう。
あなたが手土産を買うとき一番喜んでもらえる自信があるのは次のうちどれですか?
(1)友人の1人
(2)取引先50人
(3)東京都に住んでる専業主婦100人
きっと、(1)友人の1人だと思います。
友人であれば趣味嗜好を良く知っているでしょうし、喜んでもらえる手土産を想像しやすくなります。
(2)取引先50人、(3)東京都に住んでる専業主婦100人では、全員に当たり障りなく喜んでもらえる手土産を選ぶことになります。
人数が増えれば、全員に喜んでもらえる手土産を選ぶ難易度は高くなり、ますます何をあげたらいいか想像することが難しく、迷いますよね。
せっかく選んでも、誰かにとっては喜んでもらえない手土産になってしまう場合もあるでしょう。
このように、人数が増えれば、当たり障りない内容、平均化された内容、誰かにとっては喜んでもらえない内容(=不要と思われる内容)になってしまう可能性が高まるのです。
そのため、1人でも確実に喜んでもらえる内容(=必要と思ってもらえる内容)を深堀りすることが重要になってくるのです。
先ほどの例でいう手土産であれば、とりあえず喜んでくれる人はいるでしょう。
しかし、商品やサービスを提供していく上では、「どういう人がなぜ買ってくれるのか」を知ることが重要です。
「お金を出してでも欲しいと思ったポイント」を知るためにも、1人を深堀りすることは重要なのです。
1人を深掘りすることが重要だとしても、それではその1人だけにしか売れない内容になってしまうのでは、それでは多くの人に買ってもらえないのではないかと不安に思うこともあるでしょう。
そのように不安に思ってしまう気持ちも分かります。しかし、「1人を深掘りする=その1人だけを満足さ せる」ではない のです。
世の中には、深堀りした1人と同じような特徴を持った人が他にもいます。
深堀りした1人と同じような特徴をもった人にアプローチすることで、今よりも売上が上がる可能性を秘めています。
そのため、1人を深掘りすることで「その1人だけにしか売れない内容になるのではないか」「多くの人に 買ってもらえないのではないか」という売上に関する不安は実際そんなことはないと言えるのです。
実在する1人を深掘りするといっても、その1人を誰にすれば良いか迷いますよね。
1人を選ぶ軸を紹介します。
「どのような顧客」が「なぜ購入したのか」を深堀りしていくことになるため、購入履歴がある人が適任ではあります。
しかし、購入履歴のある人がいない場合でも、1人を深掘りすることは顧客理解の観点においてとても有効な手段です。
その場合は、自分を1人に設定し、自分だったらを考えていきましょう。
実在する1人を決めたら、次は何を聞くかです。
聞く一番の目的は、「どのような顧客」が「なぜ購入したのか」を深掘りすること です。
「どのような顧客」は顧客の属性、「なぜ購入したのか」は購入の理由とし、それぞれ聞く項目を紹介します。
顧客の個人情報でもある内容を含みます。
聞く際には細心の注意を払いましょう。
顧客の属性よりも多くの時間を使い、深堀りしていきましょう。
他にも、購入の場所を聞いてみてもいいですね。
これらの情報は、聞いて終わりではありません。
聞くことで、顧客が感じている価値を把握し、その価値を高め、より多くの人へ訴求していく必要があります。
それと同時に深堀りした内容が他の人にも当てはまるかを確かめ、サービス内容や価格などを変えるなど改善を行うことで更に売上を伸ばす可能性は高まります。
聞く⇨ 価値把握 ⇨ 改善 ⇨ 価値の訴求 ⇨ 売上という流れをたどります。
まずは1人を決め、いろいろ聞いてみましょう!
ここまで、実在する人をターゲットにする重要性、1人を深掘りする理由、質問項目を解説してきました。
この記事を見て、1人を深堀することで、ターゲットが具体的になったり、新たな商品やサービス価値の発見があると嬉しいです。
どのように聞いたらいいか分からない、聞いてみたけど、その情報をどう活かせばいいか分からないなどありましたら、サブスクランプがお手伝いします。
一緒に "良いサービス"になるよう頑張りましょう!